晴れ「嫌な気分を切り替える技術」齋藤孝著より。ゲラゲラ

舞台に立つとは、別に役者やアーティスト、スポーツ選手などの華やかな世界、だけを意味しなかった。客観的評価にさらされることはすべて「舞台」だった。

評価されると思えばかなり緊張してしまうものだが、失敗や挫折をしてもそれに耐えることで成長するのだろう。むしろ失敗のほうが多いかもしれない。

しかし、回数を重ねれば、そのショックも最初ほど大きくはないようだ。大事なのは場数を踏むことだった。慣れれば、意外にうまくいくことも多い。

筆者はチャレンジはそれほど大げさに考えず、ふだんよりちょっと前のめりになることだと思えばいいとアドバイスしている。なるほどと思える!

 

晴れ『「3」の思考法』齋藤孝著より。ニコニコ

目標達成のためにいきなり、難しいことを3つ考えるより、三段階に分けた方がそれを達成しやすいという。

 

営業なら第一段階で、お客様と簡単なコミュニケーションができるようになるために、「笑顔、挨拶、雑談」をあげてもよかった。

さらに第二段階では、販促策を考え、第三段階ではステップアップして売り上げの数字にこだわる、などもいいのかもしれない。

勉強や趣味にしても同様に段階的にレベルアップを図って、計画的に進むのが効率的なのだろう。

 

晴れ『「3」の思考法』齋藤孝著より。眠い

これは今まで考えたこともない新しい発想に思えた次第だ。ここでも、3つに絞ることがポイントだった。

営業職なら、「営業三原則」、「接客三原則」、また日常業務でも考えてもよかった。とりあえずこの3つは実行しようと「標語」を作ると気分が落ち着くらしい。

またそれを習慣化するためには、口に出していうことも大事だった。それができれば技になるようだ。

例えば営業なら、「挨拶、笑顔、雑談」と考えてもよかった。自分らしいお手軽健康法なら、「深呼吸、散歩、ストレッチ」でもいいのかもしれない。

 

くもり『「3」の思考法』齋藤孝著より。!?

ちょっととっつきにくい表現だが、じっくり読み返せば味わいのある言葉だった。創造的な考えを生み出すには、ごちゃごちゃしていなくてはならないのだそうだ。思考はごちゃごちゃな状態、混沌の中にあるという。

そういえば、始めからスッキリした考えなど思い浮かぶことは少ない。ああでもない、こうでもないと迷うことが多いものだ。

カオス(混沌)をコスモスという秩序にまとめていく過程で新しいアイデアが生まれるらしい。つまり行ったり来たりを繰り返すことが思考だったのだ。そこで、何でも3つで考えるということで整理され、思考も深まるようだ。

 

くもり『「3」の思考法』齋藤孝著より。ほっこり

ここでは、「3ボックス方式」という考え方を提示していた。たとえば、何かを書くときに、「全体を何章にすべきか」と考えるのではなく、始めから「3章できちんとまとめるにはどうしたらいいか」という発想だった。

するとたいていの場合は、大きく3つの章でまとめらるという。これは筆者の長年の経験から言えることらしい。そして、「無理やりやること」で考えるパワーとスピードがついてくるという。

3つの箱を設定することで、具体的に思考できるのだった。さらにその中に3つの箱をつくり小テーマにするのだった。これだけで9つのジャンルができることになる。これがアイデア発想の元になるのだろう。

 

くもり『「3」の思考法』齋藤孝著より。恋の矢

サブタイトルには、アイデアの神が降りてくる、とあった。3は実に切りがいい数字だと思える。序論、本論、結論などの三段論法がすぐに思い浮かぶ。また日頃使っている三脚も安定性がある。

ここでは、3のすごさを「光の三原色」で考えていた。微妙な色もこの3色だけの組み合わせでできていたのだ。無限の色が出せるのだ。これはスゴイことだと気づかされる。

それまでは赤と緑の2色しか発光ダイオードはなかったが、青色発光ダイオードの発明と実用化によって、色の世界は無限に広がったのだ。

世界中の人間の生活が変わるほどの発明でもあったのだ。当然ながら中村修二さんはノーブル賞を受賞している。

 

くもりくもり『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。ニコ

これはまるで自己啓発本のキャッチフレーズのようだ。ここで引き合いに出されているのは、日本ハムの4番中田選手だった。一軍に上がってからしばらく、まったく結果を出せなった。しかし栗山監督は彼を使い続けたのだ。

スポーツ新聞では監督の采配を批判したが、栗山監督は耳を貸さずにじっと中田を使い続けたのだ。それはすぐに結果を出すことをあきらめて、あきらめずに使い続けることを選択したのだ。その「あきらめる勇気」が中田選手の実力を花開かせたのだった。

物事がうまくいくときには、かならっず、何かをあきらめている選択があるという。なるほどと思える。逆にうまくいかない時は、あきらめなかったことが原因らしい。

 

晴れ『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。ハート

自律神経の力は10年でおよそ15%ずつ低下していくと述べられている。すると、免疫力も低下し、健康を維持する力も徐々に失われてしまうらしい。

自律神経のバランスのいい人は、見た目も身体の中も、実年齢より「若い」といえるようだ。これは筆者が多くの人の自律神経のバランスを調べた結果言えることだった。

ポイントはイライラすることや、怒ったり、悩む原因を遠ざけることで、副交感神経の働きを上げることだった。心に余裕を持っていることが大事なことだった。

最高の健康法は、ふだんから副交感神経を上げることを意識的に行うことだった。そこで大事なことは「あきらめる勇気」だったのだ。

 

雨『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。トリ

これは意外な指摘だった。腸内環境がよく、腸の活動が正常なら、それだけ良質な血液が作られるのだった。

腸は食物の栄養を吸収しながら、それに負けないくらいに大切な「血液の質を決定する」という役割も担っていたのだ。

しかも、それをコントロールしているのも、自律神経で、副交感神経の働きに影響しているのだった。

腸内環境を整えておくことは、意識して行っていきたいものだ。日常からヨーグルトは摂るようにしている程度だが。

 

くもり『「あきらめる」健康法』小林弘幸著より。UMAくん

交感神経が働くと、基本的には臓器は活発に働くというが、胃腸などの消化器官だけは動きが低下するという。

胃腸の動きが活発になるのは、副交感神経が動いているときだったのだ。つまりリラックスしている状態なのだろう。わかる気もする。

要するに、自律神経のバランスを整えれば、内臓は健康な状態を保てるということになるようだ。意識したいことでもあるな。